カムイワッカは、知床連山の北東の端、知床硫黄山の山麓に位置し、カムイワッカ川から硫黄川の付近のエリアのことを指します。
カムイワッカ川は温泉が流れる川「カムイワッカ湯の滝」として知られ、その温泉の川を遡ることが40年ほど前から人気がありました。(今年から「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」というアクティビティとしてリニューアルしました。)
知床硫黄山の登山口も、このエリア内にあります。なお、2005年まで行くことができた知床大橋は、現在、行くことができません。
faq よくある質問
これまでカムイワッカ川は、通称「カムイワッカ湯の滝」の呼ばれ、観光地や観光スポットとしてみなされてきました。
しかし、カムイワッカ川は、原生自然地域を流れる急峻な河川ですので、利用にあたっては、転倒・転落やクマ、落石、増水など、自然特有の様々なリスクと向きあってもらう必要があります。そのため「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」とアクティビティとして位置付けることにしました。
カムイワッカには、6月1日から10月3日午前10時まで(2023年の場合)行くことができ、この間、橋から川を「見る」ことまではできますが、「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」は、7月1日から10月1日まで(2023年の場合)のアクティビティで、カムイワッカに到着後、川に「入る」こと(川に入るためのゲートを通過すること)ができることを言います。
逆にいうと、カムイワッカに行った人のうち、「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」の予約者・参加者でなければ、川に入ることはできません。
2023年は、7/1~10/1までの93日間です。
カムイワッカ川の両岸斜面からの落石が多発しており、特に融雪直後の6月は、落石が発生しやすい時期と言われています。専門家の助言を踏まえ、当面、6月の利用を見送っています。
健脚の方で、アクティビティのリスクに同意できる方は、参加できます。
但し、小中学生は保護者の同伴同意が必要です。また、未就学児の方は参加できません。
2023年から、1時間30名まで、1日210名までという上限人数が新たに設定されています。
参加資格ではありませんが、インターネットを使える方、クレジットカードを持っている方でないと、実質的に参加の申し込むことができません。この場合、ご家族、ご友人などの身近な方の協力を得て、お申し込みください。
「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」は、知床国立公園カムイワッカ地区利用適正化対策協議会、斜里町、知床斜里町観光協会によって主催され、管理運営されています。
この協議会は、知床国立公園に関係する行政機関や、観光団体、環境団体、観光事業者などによって構成されています。
この事業は、有識者及び行政機関、多数の地元関係団体で構成された「適正利用・エコツーリズム検討会議」本会議及びカムイワッカ部会で事業承認を受けて実施しています。
そのとおりです。ただし、シャトルバス運行期間は、現地に行くためにはバスの乗車券が必要です。(「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」参加者の方は、バスの乗車券の購入は不要です。)
シャトルバス運行期間(2023年の場合、7/22~8/19)を除き、道路は24時間通行可能であり、24時間現地まで行くことはできます。
シャトルバス運行期間は、実質的にバスの運行時刻以外での立入はできません。(自転車・徒歩を除く。)